ゾーンプレート

ゾーンプレート

 ZNONZに搭載されているゾーンプレートは、光の回折作用を利用した撮影素子で、屈折作用を利用するレンズとは像形成の原理が異なります。
今から100年ほど前に登場したゾーンプレートは、現在、レンズに替わる結像素子としてX線顕微鏡などの読み取り部などに広く利用されていますが、機器に内蔵されているため、ほとんどの方々はその存在に気づかれなかったことでしょう。

ゾーンプレートはレーザーなどの単一波長光では良像が得られる最適な光学素子ですが、自然光に代表される多彩な波長光(天然色)では色収差が大きいことでボケが大きく、回折制御のため透過光の制限によって暗くなるので、像形成素子としてはレンズに及ぶべくもありませんでした。

光の性質である「回折」を利用して像を得る。

ズノンの創業者は写真愛好家の一人として長年撮影を楽しんできましたが、年齢を重ねるにつれシャープな写真に少し食傷気味となり、さらに視力の衰えも手伝い、被写体の微細描写というよりも、もっとその場の雰囲気、たとえて言うと印象派絵画のような写真を愛でたいと思うようになりました。
 種々試行錯誤の末、ゾーンプレートに着目し、これが持つ欠点とされた特性を再評価し、製品化いたしました。ゾーンプレートを使うと機材が格段に軽量、小型できることも大きな魅力でした。
 私たちズノンが提供する撮影機材は、気温やしめり気、風のそよぎなどの空気感、そして太陽、月、火、電灯などの輝きなどと言った、情景描写がより伝わりやすい撮影機材の提供を目指しています。
 レンズ(屈折)を使わず、ゾーンプレート(回折)にこだわった製品を世に問いたいと思います。

ZNONZⅠ型のゾーンプレートで撮影
ZNONZⅡ型の位相型ゾーンプレート4LBで撮影
※製品には国立電気通信大学名誉教授・竹田辰興先生監修のガイドブックが同梱されています。ZNONZⅠ、ZNONZⅡのそれぞれについて、より詳しい情報はそれぞれのガイドフックをご覧ください。